速読は、超能力?
速読のコツ。
世の中には、文庫本をたった数分で読み終えてしまう人がいる。
いわゆる「速読」ができるひとだ。
普通の人なら、30分以上はかかるような本を、たった2~3分で読んでしまう。
いったいこれって、どういうことなんだろう。
彼らが特異な存在で、速読というのは特別な能力なのだろうか?しかし、速読には、速読するためのコツというのがあるんだという。
普通の人とは読み方が違う。
だから速く読むことができるのだという。
では、何がどう違うのか?興味津々だ。
で、速読名人と一般の人を使って、視線の動きを調べてみた。
すると、普通の人は文字に沿って目を動かして本を読むんでいた。
縦書きなら縦方向に上下しながら、1行ずつ読んでいくわけだ。
ところが速読名人は、なんと縦書きでも水平方向にしか目を動かさない。
大勢の人の中から特定の人を捜すような実験もしてみたが、あっという間にその人を捜してしまう。
これって一体どういう事なんだろう?
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読まずに塊で読み、イメージする
速読名人の本の読み方というのは、文章の一字一字を丹念に読んでいくのではなく、塊でパッと見ていく方法だった。
パッと見て、パッと理解する。
読まずにとにかく見るだけ。
ただしこれでは、何が書いてあったかわからない。
というのも記憶というのは、ワーキングメモリーというところで一たん記憶するのであるが、単語4つ分くらいしかワーキングメモリーには記憶できないと言うのだ。
となると、どうやって速読名人たちは本の内容を覚えていたのか?それは実は、「イメージする」ということだった。
イメージするというのは、別の記憶術・物忘れ防止のコツというのでもやっていたね。
文章を塊で見る、それを即座にイメージする。
イメージできたら次を読む。
この繰り返しで、速読するというわけだ。
見えた単語から、何が書いてあったのか、どんどんイメージして進んでいくわけだ。
だから大事なのは、意外なことに、イメージ力だったりする。
と言うことは、逆に言うと、イメージできない内容の文章だと速読しにくいと言うことなのかも知れない。
番組によると、練習すれば2倍くらいの速さで読めるようになるという。
私もやってみるかな