カブは、実は甘くてジューシーな野菜。
カブというのは、スーパーに並んでいるが馴染みのないひとには馴染みのない野菜。
定番商品だから、売れているのは確かだけれど、漬け物の材料とか、そう言う認識しかない。
今回の試してガッテンは、初めて蕪(カブ)を取り上げる。
蕪は世界中で食べられている野菜。
京都などでは、聖護院カブラなど、大きなカブラを煮て食べる料理があるが、なかなかその旨みは馴染みがないと分からないもの。
果たしてその実力やいかに?番組の冒頭で、司会のしのすけさんが、炭火で焼いた蕪にかぶりついた。
甘くてみずみずしい甘さにノックアウト。
カブというのは、みずみずしく甘い果物のような野菜だったのだ。
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大根とカブ、こんなに違う。
カブは大根と似ているが、グループとしては白菜のグループ。
大根もカブも、アブラナ科に属する野菜だが、大根よりも白菜に近い植物だという。
その証拠に、カブというのは根っこではない。
根っこでなくて、胚軸という茎と根っこの境目がふくらんだもの。
茎でもなく根でもないというだけで、不思議な食材やね。
だから大根は土の中にドンドン割り込んで大きくなるが、カブは土の上にちょこんと乗っているだけ。
細い根っこが数メートルも地中に伸びているだけで、片手でひょいっと抜けてしまう。
大根のように苦くもなく、細胞壁も薄い。
蕪は大根と似ているが、苦みはなくてやわらかくて甘いのだ。
カブの簡単調理法、お湯と電子レンジで絶品
カブの調理法は、けっこう難しい。
繊細な野菜なだけに、扱いを間違えると持ち味がすぐになくなってしまう。
フレンチ料理の料理人に、カブの調理をお願いすると、皮を剥いて八等分に割ったモノを1リットルに10グラムの塩を入れた熱湯に50秒ほど入れた後、5分ほど置いたあと、レンジで1分20秒ほど加熱した。
こうすることによって、カブの表面に薄い膜ができて、カブのジューシーな水分を逃がさないですむという。
こういう風に調理したカブは、サクッとしたあとにジュワっと味が出てきて絶品だという。
これを味噌汁に入れても良いし、スパゲティに入れても旨い。
お金を取れる味だという。
これは試してみたいね。