貧血と腎臓病に関連性がある?
試してガッテン、今回は腎臓の話だった。
最近、腎臓の機能に注目が集まっている。
というのも、腎臓が多くの病気に関係していることがわかってきたからだ。
たとえば貧血。
貧血というのは、鉄分不足で起こるものと考えられてきたが、それは原料の話。
材料がなければ当然赤血球が作れなくなるから、赤血球不足・つまり貧血になる。
貧血というのは、血液中の赤血球が少ないという状態で、その結果、全身に酸素が行き渡らなくなって、全身がダルいという症状が出るのが貧血。
しかし、材料の鉄分等が充分取られていても、赤血球不足になることがある。
というのも、赤血球を増やす指令を出すのは、実は腎臓で、腎臓から出るホルモンによって赤血球の増産が始まるのだ。
だからガタイのしっかりした大男でも、腎臓が痛むと貧血になる。
(腎性貧血)
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カルシウム不足にも、腎臓病が…
腎臓が悪くなると、実は骨粗鬆症にもなってしまう。
というのもカルシウムを運搬するビタミンDを活性化するのが、腎臓だからだ。
腎臓がうまく働かないと、ビタミンDが活性化されず、カルシウムを吸収できない。
そして体内ではカルシウム不足になるので、骨を溶かしてカルシウム不足を補う。
それ自体は普通なのだが、この時、腎臓の血管がなんと石灰化(カルシウムが血管にひっついて固まってしまうこと)が起こって、腎臓が痛んでしまう。
腎臓というのは、毛細血管が集まっていて、そこで血液をろ過しているわけだから、その腎臓の血管の内側にカルシウムがこびりついてしまったのでは、機能を果たせない。
早期発見
腎臓病は、早期発見で症状を軽減できる。
検査としては、薬局で千円前後で買える尿タンパク検査紙が、簡単だということだ。
腎臓に悪いのは、高血圧、糖尿病。
糖尿になると腎臓に負担がかかって、しまう。
で、大事なのが、食事。
塩分を減らして、カロリーも減らすことだそう。
うーん、やっぱりく少食が長寿の秘訣のようだね。