ホテルのタオル、ふんわりしているのはなぜ?
今日の試してガッテンは、久々の生活情報だ。
ホテルに行くと、ふんわりした高級タオルが提供される。
あの気持ちよさって、一体どうやって作っているんだろう。
いくらホテルだからといって、一回で使い捨てにはしないはず。
ホテルのタオルは、巨大な乾燥機で25分掛けて、泳がせて乾燥させる。
そうする事によって、タオルにある細かな輪っか(ループ)が立ち上がり、それがタオルのふわふわさになっているんだという。
一方、ふわふわさが無くなったタオルを見てみると、細かな輪っかがねじれたり切れたりしている。
タオルの糸が抜けたり切れたりすると、ふんわりは無くなってしまうが、この輪っかが十分にあれば、それを起こせばよいのだという。
ただしこれは、クリーニング会社の巨大な乾燥機が合ってこそ。
しかも一度に多くの量を乾燥させるからこそ、ふわふわになるんだとか。
何とか家のタオルも、ふわふわにする方法がないものか?
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30年使ったタオルもふわふわに?
ところがタオルをふわふわさせる名人にかかると、普通のタオルでも優しいふわふわタオルが出来るんだと。
達人は、団地で持ち寄られたタオルをルーペ(虫眼鏡)で見て、ふわふわに出来るタオルと出来ないタオルを仕分けた。
ルーペで見たのは、タオル生地の『ループ』がちゃんとあるかどうかだった。
そしてOKを出したタオルは、ビックリするくらいふわふわになってしまった。
なんと生まれたときから使っているという、30年以上使っているタオルすら、ふわふわになってしまった。
実を言うと、タオルをふわふわにするコツは、そんなに難しい事ではなかった。
洗ったタオルをパタパタ20回ほど振れば、ループが立ち上がるので、ふわふわになるという。
実際に同じタオルをたくさん用意して、何にもしないもの、5回パタパタしたもの、10回パタパタしたもの、、、と調べていくと、20回パタパタするまでフックラ度は上がっていった。
ふわふわタオルを作るコツ
タオルを20回以上パタパタしても、それ以上はふわふわにならなかったので、タオルを十分ふわふわにするには、20回で十分だという事が分かった。
しかし20回もパタパタするのは大変だ。
1枚や2枚なら出来ても、5枚10枚ともなると一仕事。
そこで登場したのが、『洗濯王子』で、より簡単な5回で住む方法が紹介された。
その方法とは、半分に折って、ヨコに5回ぱたぱたする。
これはタオル表面のループをリセットするためにやるのだそう。
そして干したあとに、ループを逆目にやさしく撫でる。
逆目というのは、抵抗のある方向という事なんだけれど、さわっているとざらざらする方向だから、すぐ分かるらしい。
そのまま干せば、20回ぱたぱたやらなくてもいいという。
小さめのタオルの場合は、5回ほどぱたぱたやったあとに掌に載せて逆目に撫でて干す。
タオルの臭いを防ぐには?
番組の最後は、タオルが臭くならないようにするコツだった。
タオルが臭くなるのは、湿度が高いところに放置しているから。
湿ったモノを洗濯機や洗濯かごに直接入れると、雑菌が増えやすい。
だからとにかく湿度の低いところに干す。
タオルの保管も、浴室の近くのような湿気の多い場所はダメで、なるべく日光の当たるところに置くといいという。
漂白剤は、酸素系漂白剤などがよく、逆性石けんという石けんを使うとなお良いらしい。