低体温と冷え性、何が違う?
今日の試してガッテンは、低体温だった。
低体温というのは、平常時の体温が低い人のこと。
普通の人は、36度5分前後だが、36度より低くなってしまう。
これがつまり、低体温だ。
低体温というのは、突然死などを引き起こすので、非常に危ない状態だという。
しかも体温が低いと、体内の酵素がうまく働かないので、代謝も悪くなる。
じゃあ、冷え性と低体温、何が違うかというと、「冷え」を感じていても、ただの冷え性の人は、体温自体は低くないこと。
低体温だからと言って、手足が冷えるかどうかは別の話。
手足が冷えても、低体温の人と普通の人がいる。
手足が暖かくても、低体温の人もいる。
これはいったい、どういう事なんだろう?不思議な話やね。
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手足が冷えるのが正常!
番組では、3つの実験をした。
サーモグラフィーで、寒い場所での冷え方を測定する。
・男性と女性、・沖縄育ちと北海道育ち・痩せた人と太った人。
この結果、なんと女性と北海道育ちと太った人の体表の温度がどんどん下がってしまった。
寒さに強そうな北海道育ちや太った人が、なぜこんなに冷えやすいのか?寒さに強いはずの人たちの方が冷えやすい?!なんか不思議だ。
しかし冷え性の人が手足が冷たくなるのは、実は当たり前のことなんだそうだ。
内臓というのは、25度以下になると壊れてしまう。
なので内臓の熱が逃げないように、寒い場所に出ると、手足の毛細血管を閉じて、血液を脳や内臓に振り向けるようにする。
こうなると手足が冷たくなって、深部体温が上がる。
表面の温度が下がっても、内部温度が高ければ、実は健康なんだという。
低体温の対策
一方、低体温というのは、実は深部体温が低いこと。
低体温の人には、二種類あって・熱が逃げやすいタイプ・熱の発生量が少ないタイプ。
になるという。
熱が逃げやすいタイプの人は、寒さにあっても手足の毛細血管が収縮せず、熱が手足からどんどん逃げてしまう。
こういう人は、手足が温かいので、冷え性だとは思っていないが、その分、身体の熱がどんどん逃げて低体温になってしまうんだという。
こういうタイプは、交換神経の反応が悪いので血管を収縮させる力が弱い。
それで熱を逃がす。
また年をとると血管が固くなるので、収縮しようとしてもできないわけだ。
対策としては、20分くらいの運動。
そして顔や手足など身体に寒さを当てる。
風呂上がりなどに手足に水などをかけて意識的に血管を収縮させる。
また股引やパッチをはいて、熱を逃がさないようにすることが大事だという。
というのも足の血管の老化が始まりやすく鈍くなりやすいからだという。
一方、熱の発生量が少ないタイプの人は、鶏肉などのタンパク質をしっかりとって、身体の熱生成量を増やすこと。
ダイエットなどをしていると、低体温症になりやすいのも、タンパク質量が少なくなるからだね。