物忘れは一体なぜ起こる?
物忘れがひどい、モノが覚えられない今日の試してガッテンは、年とともに起こる、物忘れを防止するコツだった。
年を取ると思い出せない理由って、一体何?最近の研究によると、脳の前頭葉の一部が活性化していると物忘れは少なく、そうでないひとは物忘れがひどいという。
ところが実は、これは錯覚らしい。
番組では、文章を見せて、赤い文字の熟語だけ覚えてもらう実験を行ってみた。
そしたら不思議なことが起こった。
覚えるべき赤い部分は忘れていて、その前後の単語をなぜか覚えているのだ。
肝心な部分は覚えていなくて、周辺だけ覚えているのだ。
これは一体なぜ。
何が起こっているんだろう?
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記憶のコツは、イメージすること
実際、この実験の後、正解を見ると、「ああ、それそれ!」という答えが返って来た。
どうやら覚えられないのではなくて、思い出せないのだった。
我々の脳は、五官から入ってきた情報を一旦ストックする。
その中から特定の情報を、抜き出すには、覚えておくべき情報にマークを付けて取り出しやすいところに置いておかないといけない。
ところがこれが、年を取るに連れて衰えていくんだそうだ。
この仕事をするのが、脳のACCという部分。
ACCが不活性だと、覚えているのに思い出せないと言うことが起こるんだね。
これを活性化するコツがある。
覚えるべき事を、実際にやっているようにイメージすることだ。
ACCを活性化させるには?
煮物をしていて電話が鳴った。
電話が終わったら煮物を火にかけているのをすっかり忘れ、のんびりテレビを見ていた。
必要があって買い物に行った。
ところがお店に行ってみると、何を買うのか忘れてしまった。
こういうタイプの物忘れも、実はACCが不活性な場合に起こりやすい。
モノを覚えるというコツは、何度も繰り返すことだけれど、ACCを活性化するには、イメージする癖をつけるのが有効だという。
キュウリを買うには、キュウリを買う自分をイメージする。
メモを見るには、メモを見る自分をイメージする。
英語の勉強法ではよく言われる方法だけれど、物忘れ防止にも良いんだね。
今回は一般に良く言われていたことだけど、勉強になったね。