年を取ると、照明がまぶしい。

照明で、健康生活。

 

今回の「ためして合点」は、照明特集だった。

 

ある年配のご家庭で、奥さんはなぜか照明を消して本を読んでいた。

 

子供に対して、暗いところで本を読むのはダメだよと言いながら、自分は少し暗いところで本を読んでいる。

 

これは一体なぜ?「だって、まぶしい」という。

 

明るいけれど、青白い蛍光灯は、まぶしいのだ。

 

そこで、照明の匠が照明を替えた。

 

明るさ(照度)的にはほぼ同じだが、途端に見えやすくなった。

 

また年配の方を集めて、簡単な実験をしてみた。

 

○の中から◇を見つけるテストだ。

 

最初は普通の蛍光灯。

 

次は照明を少し替えて、やってみた。

 

そうすると、普通の蛍光灯では問題用紙がまぶしくて、作業がなかなか進まない。

 

一方、別の蛍光灯に替えてみたら、サクサク進む。

 

照度は同じなんだけれど、色味がある方がモノが見えやすく、まぶしくないと言う。

 

これは一体なぜ?

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赤い色は、見えやすい

実は、替えた蛍光灯は、明るさ自体は同じだが、色が付いていた。

 

少し赤っぽい蛍光灯。

 

最近は多くのスーパーでも昼光色の蛍光灯を使っているところがあるが、白色でも多少、赤みのある蛍光灯があるのだという。

 

赤い色というのは、大気中でも散乱しにくくなる性質がある。

 

太陽光は、いろんな色の集まりだけれど、色によって波長が違うので、湿度や太陽の高度によって、散乱度合いが異なる。

 

たとえば夕日は、昼間より大気圏の層を長く通る。

 

その結果、赤色以外の色は大気中の散りやすい蒸気に衝突して散乱して見えにくくなってしまう。

 

その結果、夕日は昼間より赤い色をして見えるのだ。

 

また朝日と夕日の色が異なるのは、夕方の方が湿度が高いので、夕日の方が赤く見えるのだという。

 

年を取ると光が見えにくくなるのは、誰でも多少、白内障があって、色が見えにくくなるからだという。

 

要するに、目の中にモヤモヤができて、光が散乱してしまうんだね。

 

でも、赤い色は遠くまで通るので、見えるというわけだ。

 

色は味覚にも影響する。

照明は味覚にも影響するという。

 

たとえば赤っぽい光は、味覚を鈍くするという。

 

味に敏感な料理人に、ちょっとした実験をしてもらった。

 

そうしたら、甘みも苦みも、白っぽい照明の時と比べて、赤っぽい照明の場合は、わかりにくくなった。

 

赤い色は胃の働きを活発にするので、食卓ではいいのだが、赤っぽい蛍光灯の下では甘みも苦みも感じにくくなる。

 

だから赤っぽい光の元で料理を作ると、味が濃くなってしまうし、苦くなっていても気が付かなかったりするという。

 

調理場やキッチンは白色で、食卓は暗めの赤めがいいらしい。

 

赤っぽい照明は、睡眠を深くする!

照明と睡眠も、関係があるらしい。

 

ネズミの実験では、赤っぽい照明ではぐっすり眠り、多少つついても、起きないネズミが多かった。

 

一方、白っぽい照明下で眠らせたネズミは、寝入りも悪いし、つつくとすぐに目覚めた。

 

寝る前に見ていた照明の色で、睡眠の深さが変わってしまい、赤っぽい照明だと眠りも深くなるが、白っぽい照明だと、眠りが浅くなってしまう。

 

寝室は赤っぽい、暗い目の方がいいと言う事やね。

 

寝る前にテレビを見たりする場合は、テレビの発色を調整して、赤っぽくしておくべきかな。

 

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