炭で火をおこすコツ
今日の『試してガッテン』は、炭の特集だった。
最近、炭が売れているらしい。
キャンプでのバーベキューや焼き肉などで使ったり、冷蔵庫の脱臭のために使ったりといった用途が多いらしい。
ところがどうも、あまりうまく炭を使いこなせていないのが現状らしい。
まず、火をおこすのが難しい。
1時間かかっても、火をおこすことができないこともある。
キャンプ歴が数年以上あるベテランも、炭をおこすのには苦労していて、ペットボトルに穴を開けて吹くとか、わざわざ自転車の空気入れを持ってきていたりしているという。
で、こういう人に新聞紙とうちわを渡して火をつけてもらったら、10分前後もかかってしまった。
ところが、それを、新聞紙だけを使って2分ほどでおこす人がいた。
炭屋の大将・西岡氏だ。
さすがは専門家。
して、どうやったのか?
(1)棒状にねじった新聞紙を10本用意する。
(2)炭のかけらをまず中央に敷いて、その上に新聞紙を井形に組む。
(3)その井形を囲むように炭を敷き詰め、風が入らないようにして、新聞紙に火をつける。
何とこれだけで、中心部の温度が高温になり、炭に火が起こるという。
なるほど。
理にかなってるね。
炭をおこすときは、火がつくまでは、風は送らない方が良いってことだ。
ただし屋内では、一酸化炭素中毒の危険があるので、炭は使わない様に!
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炭で肉を旨くするコツ・水につけた炭で旨くなる!
次は、炭で肉を焼くコツだ。
同じ肉でも、秘伝の炭と一般の炭では、焼け具合が違う。
秘伝の炭のほうが、同じ肉なのに、なぜかふっくら焼けて分厚くなる。
これって一体何が違うんだ…というと、実は、水につけた炭を使っているんだという。
水につけた炭を用意しておき、火が起こった炭の上に乗せる。
そうすると高熱の水蒸気が発生して、これが肉の表面を急激に過熱して旨みを閉じこめるんだという。
炭を水につけたりしたら、水蒸気が発生して肉が水くさくなってしまいそうなもんなんだが、高温の水蒸気の不思議な性質で、そうはならないんだと。
高温の水蒸気は、炭焼きでも炭を乾燥させる場合に大事な要素で、モノを乾燥させたり焼いたりするのに大きな力を発生するんだとか。
うーん、条件によっては、温度が高い水の方が速く凍るというムペンパ効果の話もあるが、水ってやっぱり不思議な物質だ。
炭の脱臭効果は、臭いによって違う
最後に、炭の種類と脱臭効果の話だ。
炭には、白炭(アルカリ性)と黒炭(酸性)の2種類があって、炭の孔(あな)に吸着できる臭いの種類が違うのだとか。
靴箱には、白炭。
トイレ・クローゼットには、黒炭。
冷蔵庫には、臭いが様々あるので、両方。
ナルホドねえ。
次回は、いなり寿司の特集だそうだ。