虫歯は内側からできる!

今回の試してガッテンは、虫歯の話だった。

 

 

虫歯というのはどうやってできる?

 

歯の表面に、虫歯菌が穴を開けてできる…というのは、古い常識。

 

 

実は、虫歯は内側からできるという。

 

 

 

歯というのは、表面がエナメル質というモノででいているんだけれど、これが従来考えられていたようなものではないという。

 

 

 

私の印象だと、歯の表面というのはエナメル質でガッチリ守られているように思うのだが、実はそうではなく、短冊のようなモノがタテに並んでいて、酸などが簡単に染みこめるらしい。

 

 

 

で、まず内側から虫歯になる。

 

内部に染みこんだ酸が、歯のエナメル質の内側のカルシウムを溶かしてしまうのだ。

 

 

 

で、これを放っておくと、だんだん内側の空洞が広がり、そして天井である歯の表面まで壊れる。

 

 

 

この時点で黒い虫歯が見つかるというわけらしい。

 

 

広告

今売れてます!

広告

白い歯は、虫歯の印!ホワイトスポット!

歯の表面のエナメル質というのは、健康な場合は半透明で、白くない。

 

 

 

で、その下にある歯髄は黄色いので、健康だと歯は黄色っぽくなる。

 

 

 

ところが歯の内側に虫歯ができると、そこが白くなってしまう。

 

これを「ホワイトスポット」と呼ぶらしい。

 

 

 

白い斑点=ホワイトスポット ということらしい。

 

 

 

虫歯ができるメカニズムは、

  1. 口の中の糖を虫歯菌が食べて酸を放出する
  2. その酸が歯のエナメル質にしみこんで、歯の内側のカルシウムを溶かす
  3. 歯の内側のカルシウムの脱落がひどくなると、歯の外側も壊れて穴があく

ということになるのだが、この2のところでホワイトスポットができる。

 

 

 

なので、白い歯というのは、健康の証ではなく、虫歯の証ということらしい。

 

 

 

歯を観察して、白い斑点が見つかったら、それが隠れ虫歯だと言うことだ。

 

虫歯は削らず、食事を見直して経過を見る。

一旦虫歯になったら、もうドンドン進んでしまうので、削らないといけない…、というのが従来の我々の認識だったけれど、実はこれも間違いであると分かってきた。

 

 

 

というのも、食事は毎日するものだし、酸性のものを食べることだってあるから、虫歯というのは防ぎようがない。

 

 

 

だから身体は、虫歯を修復する仕組みを持っていて、それを担うのが唾液だ。

 

 

 

唾液(つば)の中には、カルシウムが含まれていて、口の中が酸性になってもそれを中和してくれる。

 

そして酸によって破壊されたエナメル質のところにもしみこんで、修復してくれる。

 

 

 

この仕組みをうまく生かすと、一旦虫歯になっても進行は止めることができるし、場合によっては直ることもあるらしい。

 

 

 

なので良心的な歯科医は、虫歯を発見しても、すぐには削らず指導を行う。

 

 

昔は検診で虫歯が見つかれば、すぐに削ったものだが、今は数ヶ月ほど経過を見るらしい。

 

 

 

要点としては、

  • 間食を減らす(食べると口の中が酸性になる)
  • 寝る前にはものを食べない
  • 寝る前に食べたら必ず歯を磨いて寝る
  • 唾液が回りにくい部分があるので、食べた後は意識的に口の中に唾液を回して酸性を中和する

ということだ。

 

 

 

口内が酸性になっている時間をできるだけ減らせば、それだけ虫歯になるリスクが減り、また修復する時間ができるということらしい。

 

 

 

歯を修復する歯磨き粉もたくさんでてるから、虫歯で困っているならそれを使えばいい。

 

 

 

ただし、口内がアルカリ性になればいいからといって、歯垢や歯石を取るのをサボっていると、今度は歯周病になるリスクが出てくるので、歯はていねいに磨くべきだね。

 

 

広告


Twitter
Facebook
LINE
はてな
ポケット

広告



今売れてます!

広告