キツネはホントにいなり寿司が好き?

今日の試してガッテンは、いなり寿司だった。

 

 

 

いなり寿司というのは、簡単な料理だが、旨いいなり寿司は、滅多にない。

 

それは一体なぜなのか、そして旨いいなり寿司を作るには、どうすればいいのか。

 

 

万人が旨いといういなり寿司の作り方を、ガッテンが見つけたという。

 

 

 

ところで、稲荷というと、キツネ。

 

お稲荷さんは、キツネの大好物と言うことになっている。

 

 

でもこれは本当か?実際に番組で、やってみた。

 

 

油揚げ単体や、軽く炙った油揚げ、そして甘く煮た油揚げ、それからいなり寿司。

 

これら四つを並べてキツネに与えてみたところ、最初は警戒していたキツネが、なぜかいなり寿司ばかり持っていって食べている。

 

 

 

不思議なこともあるもんだけど、昔からそうやってキツネはいなり寿司を盗んでいったんだろうね。

 

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明治時代のいなり寿司が旨い?

東京のいなり寿司は、たわら型で、味が濃い。

 

中に入れる酢飯も、何も入れないタダの酢飯。

 

 

一方、大阪のいなり寿司は、三角型で、味が薄い。

 

これは油揚げを一旦湯通しして、油を落として薄味をつけているから。

 

そして中に詰める酢飯には、ごまなどが入っている。

 

 

 

東京のいなり寿司を関西で食べてもらうと、味が濃いと言うし、関西のいなり寿司は関東の人には味が薄いという。

 

 

こういう違いをどうすればいいか。

 

 

 

で、番組ではなぜか、明治時代のいなり寿司を再現して、いなり寿司の専門店の大将に食べてもらった。

 

 

そうしたら、酢飯は酸っぱいし、皮は甘い。

 

ところが稲荷にして食べてみると、旨いという。

 

不思議なこともあるもんだ。

 

 

 

一般に、酢飯は砂糖やみりんなどの甘みを加えて作るのだが、じつはこれがいなり寿司をまずくしている元凶だという。

 

いなり寿司の場合は、油揚げを砂糖醤油で煮て皮にするので、酢飯に砂糖を入れると味がボンヤリしてしまうのだ。

 

つまりいなり寿司というのは、普通の寿司の酢飯では、ダメだったんだね。

 

 

 

つまり、砂糖を入れない酸っぱい酢飯と、砂糖を入れて煮た油揚げのコントラストが、いなり寿司を旨くすると言うわけだ。

 

 

 

そしてもう一つ。

 

 

いなり寿司は、時間がたつと、味が変わる。

 

というのも、酢飯から酸味が皮の方に移って、稲荷の皮が酸っぱく待ってしまうからだ。

 

これを防ぐには、皮を極端に甘くして、多少酸味が移っても大丈夫にするか、逆に酢飯に使う酢の量を減らせばいいという。

 

 

 

お店で作っている稲荷の場合は、すぐに食べられる訳じゃないので、数時間後にちょうど良い味になるよう、そういう工夫をしているそうだ。

 

 

 

ガッテン流いなり寿司の作り方

 

■皮
水 300ミリリットル
油揚げ(熱湯で3分湯通ししたもの)
砂糖 大さじ5
しょうゆ 大さじ3
を用意して、油揚げを煮る。

 

 

 

■酢飯
米2合
塩4グラム
酢75ミリリットル
(砂糖は入れない)

 

■江戸流は、そのまま詰めるが、関西風は、酢飯に皮を軽く絞って酢飯に味を付け、ごまを加える。

 

 

 

そうすると4時間後にちょうど良い味になる。

 

 

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