おからは、動脈硬化・ダイエットに効果がある!
おからは、健康食品。
動脈硬化やダイエットに効果がある。
今回のためしてガッテンは、おからを使ったレシピの紹介だ。
おからというと、大豆を絞って豆乳を取ったあとの残り物。
豆乳は、そのまま飲んだり、豆腐にしたりして使うが、おからはかなりの部分、産業廃棄物として捨てられたりする。
昔は、卯の花なんていって、家庭料理の定番だったのに。
豆乳おからクッキーなんて言うのが流行っているが、それでもまだまだ大量に捨てられているのが現実だ。
しかしなぜそんなことが?実はここ数十年前から、おからがどんどん不味くなってきているのだ。
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おからが、マズくなったわけ
大阪の台所で有名な、黒門市場。
黒門市場で数十年前からお店を開いている豆腐店の店主にインタビューしてみると、8年前におからが不味くなったという。
先代の店主に尋ねると、30年前にも不味くなり、50年前にも不味くなったという。
つまりおからは段階的に、どんどん不味くなってきているんだという。
これは実は、豆腐を作るときに大豆から豆乳を絞るが、その絞り方によって、おからの旨みの量がかわっていたのだ。
つまり豆乳を絞る機械が上手く豆乳を絞れれば絞れるほど、おからの味がどんどん落ちてきているのだった。
おからは、一番搾りはマズい
そしてまた、おからにも、2種類あるんだという。
と言うのも、大豆を煮て最初に豆乳を絞り、そのときにできたおからを「一番搾り」という。
そして次に、もう少し目の細かい布で豆乳をさらにこしてできたモノを「二番絞り」という。
一番搾りのおからは、ぱさぱさして食べにくいおから。
二番絞りは粒子が非常に細かく、しっとりとしたおから。
おからにも、絞り方によって、旨みや食感が異なるのだ。
そしておからは一番搾りより、二番絞りの方が旨かった。
最新の豆乳搾り機は、大豆の旨みを水分と一緒に搾り取ってしまう。
なので残ったおからは、パサパサのおからになる。
このおからをそのまま使って料理をすると、どうしてもパサパサになってしまう。
なので従来のおから料理の調理法では、旨いおから料理ができなってしまったということらしい。
大豆は油を絞ってサラダ油を作ったり、大豆油はツナ缶を作るときに入れるくらいだ。
その油分まで最近はどんどん絞れるようになって、豆腐は旨くなったが、おからは反対にマズくなったわけ。
カラカラおから、で、お料理に使おう!
しかし実は、豆乳を絞りに絞った残りのおからでも、タンパク質や食物繊維などは、しっかり残っている。
油分や水分は抜けているが、そのほかの栄養素はしっかり残っているのだ。
これを使わない手はない。
となると、どうすればいいか?逆転の発想で、おからを10分ほど炒めてカラカラにして、カラカラおからを料理に混ぜて使えば他の材料の水分や油分をしっかり吸って、旨い料理ができる。
炒め料理や茶碗蒸し、混ぜるだけで味が濃くなり旨くなる。
栄養価も高まるし、これは非常によい食材だ。
おからを10分以上フライパンで煎ると、水分が飛んで保存性が高まるので、保存袋に入れて冷蔵庫に入れて保存しておくと便利。
一度試してみようかな。