1分の手間で、昔の麦茶の味と香りがよみがえる?

昔の麦茶は旨かった?今回のためしてガッテンは、麦茶だった。

 

なんか久しぶりにベーシックで呑気な話題だ。

 

昔の麦茶は旨かった。

 

昔の麦茶はもっと旨かった気がするんだけれど、一体どういう事なんだろう?専門家に尋ねると、今のパックの麦茶は便利だけれど、確かに味も香りも飛んでしまっているんだという。

 

メーカーも努力はしているんだけれど、パックがなかった時代の麦茶の味は、なかなか出せないらしい。

 

これを1分間の工夫で、旨みを出してみせるという。

 

一体どういう方法なんだろうか?

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パックの麦茶は、煮出すと香りが飛んでしまう?

麦茶は、六条大麦を焙煎して、煮出したもの。

 

白い大麦を煎って、コーヒーのような焦げ茶色にまで焙煎して、それを煮出す。

 

じっくり煎った麦茶は、ポップコーンのような味になるらしい。

 

昔の麦茶は、今の麦茶とくらべて香りは3倍、旨みも何割も多かった。

 

じゃあどうすれば、パックの麦茶も昔の麦茶のような味を出せるのか?番組に登場した主婦は、パックの麦茶をしっかり煮出すという方法で、濃い麦茶を作っていた。

 

ところが専門家に言わせると、それでは香りが飛んで、雑味がでているという。

 

麦の焦げがおいしさ成分

麦茶の旨みは、焙煎による焦げた成分だという。

 

ただしこの焦げた成分にも、旨いところとマズいところがあるんだという。

 

で、旨い成分をしっかりだして、雑味を出さないようにすれば、旨い麦茶ができるという。

 

同じく焙煎して飲むコーヒーでは、これをどうしているかというと、まず最初に少量のお湯で挽いた豆をふくらませる。

 

そして十分にふくらませたあと、お湯を注いでドリップしする。

 

同じ事を麦茶でできないか?色々やってみると、麦茶のパックを皿に取り、少量のお湯を注いで麦茶がふくらむのを1分だけ待つ。

 

これをそのまま「水出し」で1時間出すと、旨みをしっかり出して、雑味を抑える事ができるという。

 

実験結果では、旨みが7割増。

 

雑味は2割減。

 

かなりおいしい麦茶を作る事ができた。

 

ただし残念ながら、これでは香りは出ない。

 

コーヒーを薄めると、なぜか麦茶になる

香りがなければ、旨みは半減する。

 

そこでさらに香りを何とか出す方法はないか?パックの麦茶の製造過程を追ってみると、パックの麦茶は麦を焙煎してから砕いて紙パックに詰める。

 

焙煎して砕く間に、香り成分はかなりの割合で逃げてしまう。

 

なのでパックの麦茶の場合には、麦を煎るところから始めた場合と比べると、香り成分はかなり減ってしまっていて、これから香り成分を引き出すのは難しい。

 

となると、香りを何かで足すしかない。

 

ここで、ビックリするような実験が。

 

1リットルの水に、麦茶のパックを山ほど入れてみると、なんとなくコーヒーのような味に近づく。

 

逆にコーヒーを大量の水で薄めると、なんと麦茶のような香りになるではないか。

 

どうやらコーヒーと麦茶は、香り成分が似ているらしい。

 

ならば、インスタントコーヒーをほんの少しだけ加えれば?そうして作った麦茶は確かに昔の麦茶のようにおいしくなるという。

 

うーん、今回の麦茶は実践できそうな内容だ。

 

今度やってみよう。

 

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